どうもこんにちは。
故障の少なさ扱い安さから商用車としてだけではなく、乗用車としても人気が高いハイエース。
しかし長年使用していると異音も現れてきます。
今回はラジエーターファン(コンデンサーファン)から異音が発生したTRH200ハイエースの修理について解説します。
お客様来店理由
仕事でハイエースを使われているお客様なのですが、アイドリング中や走行中にダッシュボードの裏の方からガガガッと言う異音が聞こえてくるので点検して欲しいとのことで来店されました。
異音は常に鳴っているのではなく鳴ったりならなかったりするそうです。
車両情報
点検内容
まずはどう言った異音なのか確認する為に走行してみます。
鳴ったり鳴らなかったりとの事で長期戦になるかな〜なんて思っていましたが、
ラッキーな事にエンジンをかけ少し走行すると車両前方よりガッ!ガガッと大きな音が聞こえました。
車両下の方から確認するとラジエーターファン、コンデンサーファンより異音が発生しているようです。
ファンを停止し隙間からマイナスドライバーで揺すってみるとかなりのガタが両方のファンに発生していました。
どうやらモーターの軸にガタがあるようです。
ファンモーター左右交換で異音が解消できそうですね。
修理内容
ラジエーターを外すことはないのでモーターのみの交換でOKですね。
交換手順
先ず、車両下側よりATFのホースを抜いておきます。
延々とATFが垂れるので栓になるものを用意しておきましょう。
私が使用しているのは↓です。
ハイエースにはファンコントロールユニットが付いており、これも邪魔になるのでカプラーを外し…。
ステーごと取り出しておきます。
こんな感じ!
後は、ファンシュラウドのボルト6本外せばシュラウドごと抜き出せます。
外したモーターを手で回すとゴリゴリと手に振動が伝わってきます。
軸のベアリングがだめなようですね。
新品のモーターです。
モーターを新品に組み替えて元に戻せば修理完了です。
異音は解消されました。
ホースキャップは持ってて損はない⁉
今回はATFホースに使用しましたが、
スロットルボディーなどの細い水のホースを抜く際に冷却水を抜きたくない。
リフトアップした車両の下でホースからオイルや水が落ちてきて自分にかかってしまうのが嫌だ。
そんな時にホースプラグは重宝します。
48個入っているのでどれかしら内径が合うはず…。
使えない時もありますが、私は買って良かったと感じました。
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