こんにちは。うどん整備士です。
今年四国は早くから梅雨入りし、蒸し暑くなる日も増えてきました。
車のエアコンの不調に気が付く方も増えてきます。
今回はレガシーのコンプレッサー交換について解説します。
車両情報
入庫理由
お客様から来店時に伺った情報は...
- 走行中、エアコンが突然効かなくなった。
- それまでは、キンキンに冷えていた。
- 効かなくなった後シューっと言う音が聞こえた。
と言ったことが分かりました。
以上を踏まえて点検して行きたいと思います。
点検内容
まず、エンジンをかけエアコンを作動させます。
するとコンプレッサーが作動しません。
そこでマニホールドゲージをつなぐとガスが全く入っていないことが分かりました。
ガスを少し入れて見ると高圧ホースからガス漏れしていることが分かりました。

スバルの車は高圧ホースからよくガス漏れしますね。
コンプレッサーの継ぎ目からエアコンオイルもにじみ出ています。
この二点を交換することにします。
修理内容
交換手順
パッと見素直にコンプレッサーが外れそうに見えますね。

ところがどっこいそう簡単にはいきません。
コンプレッサーを固定してあるボルトは長くどうあがいても抜けそうもないのでオルタネーターとコンプレッサーの土台と一緒に外します。
先ずはオルタネーターを外すために、バッテリーのマイナスを外し、ベルトとテンショナーを取り外します。
低圧、高圧ホースを取り外し土台のボルトを外していきます。



この奥の方のボルトは取り外しにくい…。

土台事コンプレッサーを取り出しリビルトと付け替えます。

元のコンプレッサーはオイルが滲んでます。

早く治して欲しいそうなので高圧パイプは電装屋さんにホースをカシメで作成してもらいました。
後は組付けて真空引きの後ガスチャージ。

エアコンはガンガンに効くようになりました。
役に立つ工具
エアコン修理にはマニホールドゲージと真空ポンプが必須です。
最近ではマニホールドゲージ真空ポンプセットで安くなってきてますね。
しかしフロン回収装置とボンベは相変わらず中々の値段です💦
回収装置は必須です!
フロンは大気開放ダメ絶対‼
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