こんにちは。うどん整備士です。
フランス車であるプジョーは独特なフォルムをしてますよね。
そのプジョーの中でも異彩を放つRCZ!
このウェーブのかかったリアガラスを採用するあたりすごいセンスですよね!
かっこいいですね~。
今回はプジョーRCZのオイル漏れ修理について解説します。
お客様来店理由
遠方で購入したばかりの車なんですがオイル漏れがひどくて
購入店に相談したら保証するので近くの整備工場で修理
してくださいとのことでこちらで修理をお願いしたいの
ですが…
分かりました。
RCZはカッコいいですね。
一旦お預かりしてお見積りを出してから
修理に取り掛かります。
今回のお客様は県外で購入されたプジョーRCZが家に帰ってみるとかなりオイル漏れしていたそうです。
販売店さんはこちらで修理して請求を送って貰って構わないとのことです。
車両情報
オイル漏れ特定
早速、オイル漏れを特定していきたいと思います。
エンジンをかけたまま停車していると、ポタポタと漏れ落ちています。
この状態では乗ってられませんね💦
エンジンルームを見ていくとタペットカバーの合わせ目付近から流れ落ちています。
私の経験上ではガスケットの痛みでこれほどまでオイルが漏れることはあり得ません。
これは何か別の問題が起きている!
と言うか…。
この穴!液体ガスケットで埋めてんの何⁈
プジョーRCZのタペットカバーを見たことないけど埋めたところからオイルが漏れてるしおかしいでしょ!
エンジンルームを洗浄し確認するとこの穴から大量に漏れ出ていることが分かります。
写真を撮り忘れたのですが、ボンネットエアバッグが交換された形跡があったので、恐らく
タペットカバーにも衝撃が加わって内部に損傷があるのでしょうか?
修理内容
交換手順
先ず、インテークパイプとイグニッションコイルを取り外します。
コイルの配線などは手前に寄せておきます。
ちなみに画像右のインテークパイプが同時交換推奨です。
このステーが邪魔になるので外しておきました。
後ろ側のホースやパイプも外し…。
タペットカバー取付ボルトを外せばタペットカバーを取り外せます。
こういったカムホルダー部分には液体ガスケットを塗布するので脱脂も必要ですね。
後は組付けていけば完了ですね。
新品のタペットカバーに交換するとオイル漏れは止まりました。
もちろん穴の所には液体ガスケットで埋められていませんでした。
新品の写真を撮るの忘れた💦
タペットカバーは割れていた⁉
タペットカバー裏側を見ます。
画像では全く見えないかもしれないですが、
肉眼で見ると薄っすら日々が入っています。
この様なケースは初めて遭遇しました。
先入観に捕らわれず、ボンネットエアバッグの交換後など観察力の大事さを痛感する事例となりました。
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