MF33SMRワゴンやMH34S,MH44SワゴンRも発売から10年が経過し、故障が目立つようになってきました。
今回は、最近増えてきたMF33SMRワゴンのセルモーター交換について解説します。
お客様来店理由
最近、エンジンを掛けようとスイッチを押してもカチッと音がするだけで始動できない時があるので
点検して欲しいと言うMRワゴンにお乗りのお客様が来店されました。
完全に始動不能になる前に来店いただけたので幸いでした。
車両情報
点検内容
初めに症状を確認するためスタートスイッチを押してみると素直に始動しました💦
が、何度か繰り返してみるとカチッと音がするだけで始動出来なくなりました。
この状態で下からセルモーター軽く叩くとまた始動出来るようになったのでセルモーターの故障で間違いないようですね。
修理内容
新品とリビルト品の両方のお見積もりを連絡したところ
今回はリビルトセルモーターを使用しての修理となりました。
新品とリビルトの価格差は倍近くありますからね。
交換手順
ショートしてはいけないので、まずバッテリーのマイナス端子を取り外します。
スズキ車は基本的にセルモーターはエンジンの裏側についているのでリフトアップして
下側から取り外しましょう。
端子のナットとカプラーを取り外します。
セルモーター取り付けボルトは14㎜が上下に一本ずつ。
下側はスペースがありストレートメガネレンチが使えますが、
上側は狭いのでショートメガネで緩めるのでなかなか力が必要です。
固着がひどい場合はオルタネーターをずらし外側からスピンナハンドルとエクステンションバーで
やることになりそうですね。
ボルトが外れたらセルモーターは車両右側、サスペンションフレームのすき間から取り出すことができます。
取り外したセルモーターは見た目には故障がわからないので分解したいところですが、
そこはリビルト交換、コア返却が必要のため分解は我慢しました。
後はリビルトセルモーターを組み付けて修理完了です。
症状も改善され元気よく始動出来るようになりました。
せまい所に貼り付けやすいワークライト
セルモーターを外すときに使用したライトこれが非常に小さいのにすごく明るいんです。
この小ささで6WのLED!
MAX500ルーメン!1.5時間持続!
整備で使用するなら弱モードの140ルーメンで十分なのでバッテリーも3.5時間ほど持ちます。
裏側に強力なマグネットがあり、貼り付けも可能。
スタンド式でもあり設置しても使えます。
充電はUSB-Cで2時間ほどで完了します。
手元を照らすワークライトとしては使いにくいかもしれませんが、全体を照らすライトとしては最高に使えると思います。
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