こんにちは。
うどん整備士です。
私が働く工場では輸入車を取扱うことが中々ないので輸入車が入庫するとワクワクします。
今回は中古車の納車整備の際に実施したジープコンパス のブレーキオーバーホールについて解説して行きます。
車両情報
フルード漏れ確認
納車整備点検の際に、ブレーキキャリパーを清掃していると…。
ブレーキフルードがフロントキャリパーから漏れてます。
走行距離5万Km程度で滲むとは💦
ちょっと早い気がします。
まあ、オーバーホールすれば済む話しなのですが。
修理内容
フロントキャリパー左右ともに、オーバーホールするので2セット注文しました。
輸入車は部品の納期がかかります。
今回は3日ほどかかりました。
早めの点検、部品の注文が必要です。
キャリパーオーバーホール開始
早速、キャリパーを取り外します。
キャリパーにエアーを吹き込みピストンを押し出します。
この時、キャリパーとピストンの間に木片などでクッションを挟まないといけませんね。
やったことないけど何も挟まないとキャリパーを破壊するかも💦
こんな感じでピストンが出てきます。
絶対に手を挟まない様にしましょう。
友人はピストンに指が当たり骨折してました💦
ピストンを外しシールを交換していきます。
キャリパー内部を洗浄しシールを組付けます。
オーバーホールセットにはピストンとブーツ、シールが入っています。
これで片側5,250円若干高いかな。
ちなみにブレーキホースのガスケットはなんと
1枚1,200円⁈高い!
気を取り直して、シール類を組付けます。
ピストンを組む時、下の画像のように広げるとピストンはめ込みやすいですね♪
組み付け時には、ブレーキラバーグリスを塗っておきましょう。
ピストンがハマるとこんな感じです。
後はスライドピンを洗浄、グリスアップし組み付けて行きます。
逆側も同じ様にオーバーホールしエア抜きをすれば完成です。
ブレーキオーバーホールは意外と簡単
ブレーキオーバーホールなどと言う大それた作業名ですが、シール交換と洗浄、エア抜きだけなので非常に簡単です。
最近の自動車ではあまりすることのない作業かも知れません。
しかし、いざやれと言われると初めて作業する整備士には戸惑いがあると思います。
覚えておいて損はないのでは無いでしょうか?
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