こんにちは。
うどん整備士です。
コンビニやスーパーマーケットに入る際にうっかり縁石に乗り上げてしまった。
車を運転されている方の多くにこんな経験があるのではないでしょうか?
今回はちょっと勢い良く縁石に乗り上げてしまったスイフトの修理を解説します。
お客様来店理由
コンビニに入る時に
うっかり縁石に乗り上げちゃって
それからハンドルがずれちゃってさ
結構な勢いだったみたいですね💦
足回りを損傷しているようなので点検いたしましょう。
と言うことが分かりました。
これはもう完全に左足回りが歪んでしまった症状ですね…。
トーイン調整でどうにかなる次元ではなく、
非常に危険な状態なので一旦お預かりさせていただくことになりました。
車両情報
点検内容
先ず目視でどうなっているか点検です。
右側前のタイヤです。
そして左側前のタイヤ…。
これは明らかに左のタイヤがめり込んでますね。
このくらい歪んでいると横滑り防止装置が作動しても不思議ではありません。
お客様がすぐに持ってきて頂けたのでホントに良かった。
このまま無理に乗り続けると事故の危険性が高かったと思います。
ジャッキアップしてからタイヤを外しフロントショックを見ると…。
衝撃をもろに受けたのか、曲がって付け根にこぶができてしまってる💦
ナックルの位置もなんかおかしい…。
真下からの突き上げなのでタイロッドやサスペンションフレームまでダメージはありません。
以上のことから修理内容を考えてみます。
修理内容
極力費用を抑えてほしいとのことで、今回はナックルハブは中古品で交換することになりました。
交換手順
先ずフロントショックを取り外します。
ステアリングが真っすぐの状態ではスタビリンクロッドが抜けないくらいショックが歪んでますね。
新品のショックと並べると曲がりがよくわかります。
縁石に乗っただけでってこれまあまあのスピードで行ってますね💦
続けてナックルの取り外して見ましょう。
取り外したナックルなんですが中古ナックルと比べるとボールジョイントが刺さる部分が明らかに下がってしまっています。
乗り上げた際ショックが底突きし下がってしまったのでしょう。
中古のナックルを使うので今回の作業はもう組付けていきます。
後はトーイン調整を行うのですが、ここで大幅に狂っていたらまだ大きな歪みが残っているということです。
今回はこの交換作業でトーイン測定不能から+2ミリまで戻っていたので後は-1まで調整して完了とします。
本当は4輪アライメントまで見たほうがいいのですが、その辺りは予算の都合上省略となりました。
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もし縁石に乗り上げてしまったら
車を運転していて縁石に乗り上げてしまったり、ぶつけてしまうことがあるかもしれません。
そんな時、自分が思っているより車がダメージを受けているなんてことも多々あります。
無理に走行してしまってはダメージの大きさによってタイヤの角度が変わってしまってハンドルを取られたり、横滑りを起こし、最悪の場合は事故に至ってしまうかもしれません。
無理に動かそうとせず、ロードサービスを呼んでください。
近頃は自動車保険には、無料のロードサービスが付帯している商品も多いです。
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