こんにちは。寒い時期や雨が降った次の日など自動車に乗り込み走り出しでしばらくの間ブレーキを踏むと「キイィ~」とか「クゥ~」って大きな音がして気になることありますよね。
このブレーキ鳴きは、整備士がお客様より相談を受けることが一番多い不具合なのではないでしょうか?
今回はこの自動車のブレーキ鳴きとは何なのか?どうして起きるのか?ブレーキ鳴きの問題点、どうやってブレーキ鳴きを解消することができるのか、を解説しながら考察していきます。
また上手にブレーキを使うことで燃費の向上、部品の寿命を延ばすことが出来ます。
ブレーキの上手な使い方、運転技術についての記事は「のっぴーのドライブブログ」さんが詳しく説明されているので一度ご覧になってはいかがでしょうか?
ブレーキ鳴きはお客様からよく相談されます。
その場しのぎの対策にならないようにしたいですね。
まずはブレーキの原理を知っておきましょう
ブレーキ鳴きについて解説したいところですがまずブレーキがどうあった原理で自動車を減速するのか大雑把に見てみましょう。
自動車の仕事は大きく分けると走る、曲がる、止まると言う3つの仕事に分けることができます。
ブレーキはもちろん止まると言う仕事を担当してますよね。
止まるを担当するブレーキには二つの法式があります。
ディスクブレーキ
まずブレーキは二つの方式とも原理は同じです。異なる種類の金属の板を押し当てて運動エネルギーを摩擦熱に変えて減速します。
ディスクブレーキは乗用車では主にフロントブレーキに採用されておりホイールと共に回転するディスクにブレーキパッドを押し当てて自動車を減速します。
ドラムブレーキ
ドラムブレーキは乗用車では主にリアブレーキに採用されておりホイールと共に回転するドラムに内側からブレーキシューを押し当てて減速します。
ブレーキ鳴きが何故起きるのか?
ブレーキをかけるとディスクブレーキならパッドとディスクロータードラムブレーキならシューとドラムが少なからず接触するので振動音が発生します。その音が人の耳に聞こえる周波数入った時不快にな音に聞こえます。
黒板にチョークで何か書いている時「キィ〜」ってなるのと同じ原理ですね。
寒い日の乗り始めに何故ブレーキ鳴きが起きやすいのか?
ブレーキパッドとディスクローターはそれぞれ異なる金属で出来ています。ですが金額と言えど多少の弾力性がありその弾力性は振動を吸収してくれます。寒い日は温度が低いのでパッドとローターの弾力性が下がり振動を吸収する事が出来なくなるのでブレーキ鳴きが起きやすくなります。
以上を踏まえてどういった対策をしてブレーキ鳴きはおさまるのか?
- 振動を抑え周波数をずらしてやることがブレーキ鳴き対策には重要です。
- パッドの背面に耐熱グリスを塗り浮かせてやることでグリスに振動を吸収させる
- ディスクローターを研磨し歪みを取ってやることで振動を減らす
- パッド両端の角を面取りし平面にも軽くサンドペーパーを当てアタリを変えてみる
- ブレーキ鳴き止めスプレーを使う
- ブレーキパッドとディスクローターとも新品に交換する
この辺りが具体的な対策になるのではないでしょか?
ブレーキ鳴きが気になる方この中で簡単に行える耐熱グリスを塗ることと鳴き止めスプレーを使うことはDIYユーザーの方にも簡単に施工できます。
一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
ブレーキを上手く使ってあげることで部品の寿命を延ばしたり、燃費を良くするなどのメリットが沢山あります。
ブレーキの上手な使い方、運転技術についての記事は下記の「のっぴーのドライブブログ」さんが詳しく説明されているので一度ご覧になってはいかがでしょうか?
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