皆さんこんにちは。新人整備士時代オイルエレメントを交換する時にこんな経験はありませんか?
うわぁ!エレメント回したらオイルが飛び散って床がベチャベチャだ〜!
コラ〜!オイル撒き散らしてんじゃねーよ!掃除しとけよ!
新人あるあるですね
実際こんなに怒る先輩はいませんのでご安心ください
こんなことにならないようにKCTさんが販売してる革命的商品「フィルタオイルキャッチャー」を一年間実際に使ってみて感じたメリット、デメリットなどを整備士歴8年現役自動車検査員の私が個人的に思ったことをまとめて行きます!
KTCのフィルタオイルキャッチャー?
もはや発売されて時間も経ったのでご存知の方も多いと思いますがフィルタオイルキャッチャーとは下向きに装着されているオイルエレメントをオイルを飛び散らすことなく尚且つ手を汚すこともなく交換できる革命的工具です。
オイルエレメントを交換する場合、オイルエレメントを取り外しをするタイミングでオイルがオイルフィルタの設置面からオイルが垂れてきてしまい手にかかってしまいます。
オイルフィルターキャッチャーを使えば落ちて来るオイルを下のボトルが受け皿となってくれる為手が汚れずにすみます。
フィルタオイルキャッチャーを使えば
新人君もオイルを飛散させることもなくなりますね
私自身もオイルフィルタ交換時に手が汚れてしまい手を洗う時間のロスが気になってましたのでKTCフィルタオイルキャッチャーを購入しました。
その為だけの工具にしては値段が少々高いので実際のところどうなのか気になるのではないでしょうか?
一年間使って感じたメリット
まずは何よりも手を汚さずオイルエレメントが交換出来る!
大半の整備士が手を洗う時間がロスタイムだと感じているのではないでしょうか?この時間が減るだけで作業スピードが上がるので効率アップです。
フィルタオイルキャッチャーを使う場合のメリット
- 手を洗剤で洗う回数がグッと減るので整備士持病の手荒れが改善される
- オイルフィルタレンチなどの工具も汚れないので工具を掃除する手間も省ける
- ニトリルグローブなどの手袋を履いて作業する場合でもオイルの付着が少なく傷まずに済むので寿命が延びコストダウンにもつながる
- オイルの飛散も少なく周囲の汚れも少ない。
フィルタオイルキャッチャーをを使用することで上記のようなメリットを得られます!
最近の自動車は下向きにオイルエレメントが装着されていれている車が多いのでフィルタオイルキャッチャーの出番も増えると思います。
手荒れが改善されるのは
嬉しいですね
フィルタオイルキャッチャーのデメリット
- オイルフィルタレンチを取り外して装着する必要があります。フィルタレンチをつけたまま廻して外す人には工程が増えることになる
- スズキ車に多い短いオイルフィルターには使いづらい
- 内蔵式オイルフィルターには無力。
- 大きなエレメントに対して使うと上のカップから溢れる
- ちょうど買おうか買うまいか悩む価格設定
フィルタオイルキャッチャーはフィルターを手で軽く回せるくらいまで緩めないと使えませんのでフィルタレンチを付けたまま外す方には手間が増えたように感じるかもしれません。
このためだけと考えると購入をためらう方も多いと思います。
価格設定がもう少しだけ安ければみんな即買いだと思います。
実際フィルタオイルキャッチャーの使用方法
まずは手で緩められるところまでオイルフィルターを緩めておきます。
次にフィルタオイルキャッチャーを被せます。
フィルタオイルキャッチャーを回していくとオイルがボトルに入って行きます。
フィルタオイルキャッチャーを立てた状態で引き出します。
外すとこんな感じでフィルターが外れます。ここで倒してしまうとこの工具の意味が無くなるので気をつけましょう。
収納に少し工夫が必要かも
このフィルタオイルキャッチャーは重心が上の方にあるので普通に立てて置こうとすると転がってしまう事があります。
そこで可能なら廃油の受け皿に逆さまに立てて置くとフィルタオイルキャッチャーの中の廃油も切れて一石二鳥なのではないでしょうか?
まとめ
このKTCフィルタオイルキャッチャーは使えない車種もあったり最初は少々手間を感じることもありますがそれを大きく上回るメリットがあります!
先程画像フィルタオイルキャッチャーを使用した状況は寝板で手を突っ込んでオイル交換とフィルター交換をしてますが一切オイルを床に落とすことはありませんでした。
整備士にはもちろんDIYでオイル交換するユーザーにもおすすめ出来る工具だと思います!
工具のSTRAIGHTから似たようなフィルタオイルキャッチャーが販売されているのも気になりますね。
価格がお手頃です。
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