L175Sはダイハツムーヴの4代目モデルです。
もう販売終了から10年以上たちましたがまだまだ現役です。
今年に入りうどん整備士の勤める工場でムーヴのラジエーターが割れると言う故障が増えてきました。
このラジエーター交換はこの夏だけで10台ほど入庫するとなかなかの割合で発生しています。
今回はそんなダイハツムーブのラジエーター、サーモスタットの交換について
整備士歴10年のうどん整備士が解説します。
お客様来店理由
今回のムーブL175Sにお乗りのお客様はオイル交換に来店されました。
私がオイル交換するために乗車しようと近づいた際にクーラントの臭いが漂っていました。
エンジンルームを覗いてみると
クーラントが漏れ出しています。
この状態ではオーバーヒートするのも時間の問題です。
お客様に状態を説明し修理のためお預かりすることとなりました。
車両情報
修理内容
クーラントの漏れ具合と年式から考え、ラジエーターと同時にサーモスタットを交換することを提案。
交換部品は↓になりました。
交換手順
まずバンパーを取り外しクーラントを抜きます。
アッパーホースを抜きリザーブタンクを外します。
ファンのカプラーも抜いて置きましょう。
ロアホースも上側で抜きます。
ATFホースも上側で外し…。
年式により違いがありますがこのムーヴは左側ヘッドライトを外します。
ラジエーターサポートを外すためボンネットラッチも外します。
コンデンサーとラジエーターを分離すれば
ラジエーター、ファン、ホースが一体で取り外せます。
新しいラジエーターに移植します。
ラジエーターが外れた状態でサーモスタットを交換するのが簡単なのですが、
忘れてしまい全部組んだ後に交換しました💦
後は組み付けてクーラントを回して完了です。
今回役に立った工具
年数が経過したラジエーターホースなどは固着がひどく無理に外そうとすれば
穴が開いたり破れたりしてしまいます。
ホースリムーバを差し込みゴムを傷めないシリコンオイルを吹き込めば簡単に外すことができます。
おすすめはKTCのホースリムーバー!
ある程度、値が張るだけあって曲がったり折れたりしにくいです。
コメント
こんにちは。
あなたが投稿した指示は私にとって非常に役に立ちました。
一歩一歩感謝しています。
しかし、私には疑問があります。
最後から 2 番目の写真には、次の機器があります。
ラジエーター
ファン
大きなホース
そしてATFホース。
メンテナンスに行ったらATFホース、特にファンに付いているネジに問題がありました。
車が古いため、取り外すことは不可能でした。
写真にあるブラケットとネジと一緒にATFホースアセンブリを探しています。
このセットを見つける方法を教えていただけますか?
助けてくれてありがとう。